今は安く脱毛が出来るんですが、永久脱毛ではないんですよね。いつかはまた生えてくるのだろうけど、それがいつかは分からないのは現時点で働いているエステティシャンも同じなのです。
平成13年11月8日厚生労働省医政局医事課長から「用いる機器が医療用であるか否かを問わずレーザー光線またはその他の強力なエネルギーを有する光線を、毛乳頭、皮脂腺開口部等を破壊する行為は医師免許を有しない者が業として行えば医師法第17条に違反する」と通知されました。
引用元:美容ライト脱毛のあり方 - 日本エステティック振興協議会
先の事など誰もが分かりませんが、お金を払って脱毛したなら「もう、毛を剃る手間も要らない」と思いたいはず。
もしもノースリーブを人前では着なくなる年齢までは生えてこないと分かれば、もっと納得してお金を出せるのかもしれません。
今の脱毛方になってからは、お客様がどこまで「永久脱毛ではない」と認識しているかはわからないのですが、明日にでもボーボーに生えてきてもおかしくはないので私は少しハラハラします。
もちろんそんな事はないと思うし、機械の性能を真近で見たから言えるのですが、10年くらいは持つんじゃないかと思います。
今の「永久脱毛ではない」脱毛をするに当たって大事なのが、ツルツルになった脱毛箇所とは短い付き合いだと思うことでしょうか。
また生え揃ったら、また脱毛に通うつもりだというくらいの構えが必要でしょう。だって永久脱毛ではないんだから。
たまに「永久保証」というシステムのサロンがありますが、会員登録は済んであるんだし、また生えようが最後の来店から何年経ってても入会金や手続きが要らないし便利かもしれません。
ただ、永久保証の脱毛のサロンで永久脱毛ではない脱毛をするなら、回数が決まっているサロンをお勧めします。だって、「永久に毛は無くなりません」と言われているのと同じですから。
通うなら、いまどき脇脱毛でこんなに高いの?というくらいのサロンがベストですね。例えば2年間で12回の施術、値段も2万円以上かかるサロンが良いです。
スタッフもしっかり回数と毛の残り方などを見て施術に取り掛かって、「永久脱毛ではない、毛が残っても仕方ない」という考えはあるものの、限られた回数で最善を尽くす努力はしてくれます。
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本当はやっぱり永久脱毛が良いですね
脱毛法も色々ありますが、一番良いのは一本一本根気良くやっていく永久脱毛です。痛みも強く時間もかかり、今の脱毛から比べたら良いとこなしに見えますが意外に心強い脱毛法なのです。
潜在毛に関しては今の脱毛も永久脱毛も同じ条件であり、いつ生えてくる毛があるかどうかは誰も分からないのです。
永久脱毛と今の脱毛とではあまりにも値段が違いますが、数年経った後の脱毛箇所を思えば安くありませんけど高くもありません。
むしろ今の脱毛法はいつまで持つかが疑問で、もと通りに生え揃うまで10年間は持つかな?といったところですが、明日明後日かもしれません。
永久脱毛も永久とは言いますが、毛乳頭という、毛を作り出して栄養をおくる場所を腐食させてしまうので生えてこないというものです。
永久に生えなかった結末を見届けた訳ではないのですが、処理した毛というのは生えません。
これもまた成長毛に限り有効で、退行毛の毛穴はニードルが毛乳頭付近まで届かないのです。
色々な条件を見ると、これほどまでにしぶといムダ毛を退治するのに原点を見直せば確実な方法でいくのが一番です。
永久脱毛ではありません。というようでは、私としては今の価格で今の脱毛法は少し高く、それならワックス脱毛と変わりないのでは??とさえ思います。
脇脱毛に30万という時代もどうかと思うし、その前に廃りましたが未だに営業方法を変えて細々ながら残る脱毛法なだけに捨てたものではありません。
昔ほど高くないようですし、今の脱毛に押されて立場が弱いせいか無駄にかかるお金もなく、短時間でも買えます。
脇、Vライン、ヒザ下の「こいつだけは」といった厄介な太い毛なら永久脱毛がお勧めです。太い立派な毛だけは確実な方法で取った方が良いです。
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脱毛法は時代を反映している
例えば一番人気と言いますか、一番必要とされている脇脱毛。人の脇なんて近くからジッと見る機会はありませんね。
エステティシャンは別として。ノースリーブを着た人が腕を上げた時に少し見えるくらいでしょうか。
そうなると、少しくらい毛があったって分かりません。おととい剃った毛が数mm伸びていても見えません。
ですがなぜ脱毛のお客様はほぼ100%脇を脱毛するかというのが、ムダな毛そのものがイヤだからだそうです。
さらに輪をかけてそんな毛に手間を掛けて自分でする処理が面倒だから。なかった事にしたい。ツルツルにしたい!という事ですね。私もそう思って脇脱毛から始めました。
よく考えたらすごい世界です。生えてきて当たり前で、剃るにしたってたいした手間じゃないものに30万円払ったのですから。
それでも安いコースでした。しかも途中で満足してやめ、かけたお金が少しでも戻るよう解約もせずに余った分を商品交換。
どこから感覚がトチ狂ったのかは定かではないですが、そんな事がまかり通った世界にしか脱毛という手段がなかったのです。実際に永久脱毛は(ブレンド方)効果が段違いですから。
医療脱毛の存在は知っていても何故だか、ほとんどの人は選択しなかったのです。永久脱毛というと少し敷居が高いイメージで、その扉を叩く時点で感覚が麻痺したんでしょうね。
それに比べると今は安く、来店ペースも2ヶ月に1回と楽になって値段も下がったので「ツルツルにしたい」=「大金を掛ける」という意識は薄れて脱毛の質を追求するよりも、持ちはともかく手軽にツルツルにしておきたいといったところでしょうか。
いずれにしてもムダ毛を無くそうという世の女性の美意識は変わらないのだし、手軽に脱毛…という、非常に素晴らしい進化を遂げたと思います。
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