一口で「脱毛」といってもその方法はいろいろあります。メリットもあればデメリットもある脱毛方法。その手法が古くなりデメリットしかなくなってしまった方法など様々です。
デメリットしかなくなってしまった方法は必然的になくなっていきますので実質、現在でも活用されている脱毛方法のみが選択肢となっていますが、それでもいくつかその方法があります。
ここでは、その脱毛方法の種類についてご紹介していきたいとおもいます。
エステの光脱毛
エステで行う脱毛は、今は光脱毛が一般的です。脱毛箇所に光を当てるというところはレーザー脱毛と同じなのですが出る光の光線の種類も違いますし、レーザーに比べて出力が弱く永久脱毛という効果は期待できません。
エステの光脱毛はフラッシュ脱毛、プラズマ脱毛、IPL(インデンスパルスライト)脱毛と様々です。
脱毛箇所をシェービングして、光を当てていきます。そして光は毛穴の中に残る毛を導火線として毛母や毛乳頭に熱を伝えて弱らせていき、その光りを当てられた毛は焦げカスの状態になり、毛乳頭から離れて数日から数週間かけて毛穴の外へ排出されていくのです。
この脱毛方法のメリットは痛みが少ない点で、レーザーやニードルに比べものにならないほどソフトで、この光は肌を活性化させる効果も持っていて、脱毛後の肌にハリと潤いを与えます。そして値段も安い事です。
今はたいていの人がレーザーで永久脱毛できると知りつつもエステの脱毛を選ぶのは、永久脱毛でなくてもそれなりの効果は出るし、安く手軽だという点が大きいようです。
デメリットとしては、効果は個人差があり人によってはなかなか減らないという事もあります。
出力が弱いぶん、肌の乾燥などで光が散らばると更に弱まるので毛根まで熱が届かない時もあるようです。
「日焼けした肌には施術できない」というところは医療レーザー脱毛も同じですが、ある程度の日焼けなら当てる事ができます。
ですが、日焼けした色素に光が散らばり肝心の毛穴奥に熱は届きません。こうした事で、効果が薄いとみなされるのです。
広範囲で光を当てる事ができて施術時間も短くすみますが、あくまでも破壊ではなく弱らせるのであって抑毛や減毛という効果しか望めません。
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エステの針脱毛
よく針脱毛という言葉を聞きますが、実際には針ではなくプローブという、拡大して見ると先端が丸くなった物で、ニードルともいいます。
昔は永久脱毛というと、この方法だったのですが今はあまり聞きません。値段が高く、時間もかかるし脱毛の中で一番痛いと言われる脱毛方法なので、自然とすたっていったようです。
このニードルを毛穴の一番奥に挿入して電気を通して毛母や毛乳頭を破壊して永久的な脱毛ができるのです。
最近の脱毛ではシェービングをしてから行うのが一般的ですが、このニードル脱毛は少しだけ毛を伸ばしての施術になります。
これは、しっかりと毛の流れを見てニードルを挿入しないと皮膚に刺さるからで、「針ではない」とは言いますが針よりも細いため簡単に皮膚に刺さってしまうからです。
残念なことにニードルの挿入はエステティシャンの腕により違います。
皮膚の中までは見えないのでニードルが毛穴に上手く入らず皮膚に刺したまま電気を流せば、ただでさえ痛いのに、もっと痛い上に毛が処理されていないという事になります。
慣れているエステティシャンはそのような失敗はないのですが、昔はこの脱毛法が一般的だったため、スタッフの入れ替わりが激しい中で特に長い時間練習を重ねない新人もこの施術に入っていたから、必要以上の痛みを経験した人も多かったようです。
今も残るこの脱毛方法、未だに一番の効果があると言われています。
ちなみに同じ要領でクリニックでも行うのが「絶縁針脱毛」というのもあって、針(ニードル)そのものが違います。
皮膚表面に熱がいかないように加工されていて、毛穴奥にだけダメージを与えられるようになっています。
エステのニードル脱毛より肌にダメージが行かないし、クリニックで行うため、麻酔も使えるので痛みは軽減できるようです。
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